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Posted:'04.03.25 (Thu)
[スケジュール]2004/3/21
リンカーン・センターのREEL TO REALのシリーズで、グレゴリー・ハインズに捧げるショーがありました。REEL、つまりグレゴリーの「コットン・クラブ」や、
「タップ」「ホワイト・ナイツ」等のフィルムを観賞し、合間にREAL、タップダンサーのライブ・パフォーマンスを織り込むという、とても楽しめるショーでした。
出演者は、ハロルド・クロマー、イヴェット・グローバー、ホスト役のオマー・エドワーズ、オマーの奥さんドーメシャ等、素敵な人達でした。中でもハイライトは、ハロルド・クロマー氏の「ミスター・ボージャングル」。はじめのコーラスを歌い、2コーラス目はハーモニカを吹きながらタップを踏むというショー・マン・スタイル。とっても粋でした。
私は彼のバックで伴奏をしながら彼の芸の世界に浸っていました。そしてイヴェット・グローバーさんの歌った「メイク・サムワン・ハッピー」、これも素晴らしかった。
ハロルド・クロマー氏
イヴェット・グローバーさん
オマー・エドワーズ グレゴリー・ハインズはいつも周りの人をハッピーにしてくれる人だったそうです。イヴェットさんもとても暖かい人でした。サヴィヨン・グローバーのお母様だそう
です。そしてホスト役はサヴィヨンの従兄弟オマー・エドワーズ。
リハの前にピアノがあまりにも良いのでショパンやバッハを弾いていたら、
「ユカ、オープニングでバッハやろう」
なんて言い出して、サマー・サンバのイントロとして使ってみました。なかなかバッハとタップも合うものですね。
彼はなんと「北海道神宮」のお守りを首から下げていました。札幌のフェスティバルに出演したことがあるそうですよ。奥様のドメーシャ(オレンジの似合う彼女)との「スクラップル・フロム・ジ・アップル」は格好良かった!こんな素晴らしいパフォーマーと共演できて幸せでした。