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「クラウド・アンド・ウォーター」発売記念ツアー・リポート2013

posted Posted:'13.08.26 (Mon)

お陰さまでCD発売記念ライブ無事終了いたしました。
楽しかった思い出を振り返ってみたいと思います。

2013年7月23日
北海道入り。
初日から飛行機の出発時刻を到着時刻と間違える。羽田に着いた時刻はもう出発したあとだった。
ツアーしょっぱなからこんなんでだいじょうぶか。
しかし新千歳までは1時間おきに便があったことと、JALの穏便な対応で、次から気を付けてください、と次の便に変えてもらえた。

無事に新千歳に着いて、札幌のホテルでエレーナさんと待ち合わせてスタジオまで地下鉄でむかう。
前回も共演していただいた黒田さんと初対面の梨澤くんと無事にリハ終了。

コーディネーターのようにお世話してくれたいずみさんとエレーナさんといろはにほへとで夕ご飯。
注文が電子科されており、日本はすごい!と感動。

2013年7月24日

くう。あこがれのくうでの演奏。
なんといってもこのCDは師ローランドに捧げたCD。ローランドが演奏した「くう」さんで演奏できたのは嬉しかった。マスターの山本さんも快く応じてくれた。

ベースは22歳の梨澤くん、一番にお店に入っていた。眠れなかった、という。
くうでの演奏ははじめてとのこと。でもほんとに彼はがんばってくれた。
MCでも少し話したけど、このCDをリリースすることでローランドの作品をもっと多くの人に聴いてほしいというのが私の願いだったわけで、こうして一人の日本の若いミュージシャンが、ローランドの作品を一緒に一生懸命演奏してくれている姿は、きっとローランドも天国で喜んでるだろうなと思ったと同時に、私のミッションがひとつ果たせてような気がした。
そして若い人をサポートするドラムの黒田さんも素晴らしかった。


2013年7月25日

エレーナさんとオホーツク3号で北見へ移動。とってものどかな電車だったなぁ(ほんとに特急?)。

北見は中3と高1の2年間しか過ごしていないのだけど、とても馴染んでしまった。
空が広い、広い。チミケップホテルで演奏させていただいて以来12年振り。
今回は北中同窓生が実行委員会を結成してくれて、風来山人でライブをすることに。
宣伝からポスター、チケット作り、当日の娘のベビーシッターまで何から何までほんとにお世話になった(チケットは完売!)。ありがとう!

マスターのご紹介でベースは風来山人に出演されてる方が貸してくださった。これまた滅多にない話。ありがたい。
当時ピアノを習っていた横田先生も来てくださって、終わってから涙ぐんで「良くなった。「森羅万象」より良くなったよ。」って手を握って言ってくださったのがじんと来た。
思えば横田先生がレッスンでは音大の課題曲になるショパンのエチュードやベートーベンのソナタを教えながらも、「おれ、ジャズも弾くのよ。」なんておっしゃっていたのが、後の私に刺激を与えたような気もする。


2013年7月28日
毎年お馴染みとなった吉祥寺サムタイム。
この日またもやアクシデント。楽譜と靴とカーディガン、金庫(CDのおつり用)を入れたバッグを常磐線の網棚に忘れた。
上野から京浜東北の快速に乗って気がついた。また上野に引き返して事務所に行くと、それらしきものがありますとのこと。運良く降りたホームが列車の点検をするホームで、もし隣のホームだったら成田に向ってるとのこと。

汗だくになりながら吉祥寺にたどり着き、お店に着くと「予約は満席」との情報。これは嬉しい。
お店に着くなり「予約が5人しか入ってないけどどういうこと?」って言われると、もうそれだけで気が滅入って弾けなくなるタイプなんです(笑)。
サムタイムはいつやってもいい雰囲気。なんと今回のCDをレコーディングしてくださった佐藤さんもローランドとすごくご縁のある方で、彼は「ジョニー・ハートマンの「ライブ・アット・サムタイム」をレコーディングしたそうだ。
ベースはジョージ・ムラーツ、そしてピアノはサー・ローランド・ハナ。札幌くうに続き、サムタイムもローランドが演奏した場所。

いつも応援してくれる柏南高校の同窓生がお手伝いしてくれたおかげでCDもよく売れました!
それから東京にいる北見北斗の同窓生、国立音大の同窓生、NYでお世話になった方、そして名古屋から来てくれた方も。
みなさん、ありがとう!


2013年8月1日
沼津モルトキャッツ。静岡にやってきました。
静岡ライブは何年か前にエレーナさんと富士ケルンで演奏して以来。そのケルンではじめてドラムの横山くんに会った。
当時はケルンでパーキングのバイトをしていたのだけれど。まだ高校生ぐらいだったのかな。今では超売れっ子ドラマーです!

ライブ前にお寿司屋さんで軽くご飯。横山くんのチョイスはなかなかのもので、あぶり塩ハマチ、生のあじ、しらす、桜エビまで、おいしくて何しにきたのかわからなくなっちゃって、やばい、これから仕事ですね(笑)。

モルトキャッツはエレーナさんの地元ということでお客さん70人!お店のイスが足りなくてご家族の方がご持参されたとか。
エレーナさんのライブはいつも元気が出ますよね!楽しかった!レコ発ライブに共演させていただいてありがとう!!
CDはビッグバンド・アレンジですごくかっこいいですよ!みなさんも是非聴いてみてくださいね。


2013年8月2日
沼津から柏の実家に戻り、夜は六本木ライブ。
ゲストにギターの井上智さん。サムタイムで演奏したエリントン/ストレーホーン・メドレーに井上さんのソロでサンセット・アンド・モッキングバードが加わった。
美しかった。

さすがジムホールの愛弟子というだけあって、ギターの奏法がクリエイティブでおもしろい。
ギターってあんなこともできるんだ、という感じ。

後半は国府弘子さんがピアニカを持ってきてくださって「チャイルド・イズ・ボーン」、そして「ライク・サムワン・イン・ラブ」で共演してくださった。
井上さん、そして弘子さんと二人のトップ・ミュージシャンが加わって、なんとも贅沢なライブでした!
弘子さんにはCDタイトル曲、クラウド・アンド・ウォーターをアドバイスをいただいたり、お忙しいのにライブに応援に駆けつけてくれ、なんだかありがたくて演奏しながら涙が出てきた。

この日はホントいろいろと考えさせられた。ライブが終わってつくばエキスプレスでおおたかの森駅に着くと、東武線のシャッターが降りてる。え〜、しかたなくそこから家まで歩くことに..。とほほ。


2013年8月4日

広い北海道からはじまったツアー。最後はまた同じように広い富山にやってきた。
次の日はおまつりということで商店街では飾り付けの最中。入善町駅前もずいぶんおしゃれになったもんだ。
昔はあそこで盆踊りに行ったよなぁ、とか思い出した。

駅から5分くらいのところにTIMEがある。良い感じのジャズ喫茶。
ドラムは魚津出身の海野俊輔さん。以前柏で共演してもらった。隣町なのでどこかでつながっている気がする。

サウンドチェック。マスターお手製のスピーカーでベースの音を出してみる。とても自然な音がする、と思ったら途中で切れてた(笑)。
でもお店も心地よい広さでピアノも生で十分な感じ。マスターがお声をかけてくださった地元のジャズ・ファンや、親戚でお店は満席。親戚一同からスタンド花まで届いたりしてびっくり。ほんとありがたい。
ほんのちょっとのリハにもかかわらず、トリオがぴったりはまって気持ちよかった。

最後はリクエストで「ナイト・イン・チュニジア」。
この曲はこの店のセッションでお決まりらしい。盛り上がりました!
六本木のきびしい洗礼を受け、のぞんだラストの入善町。弘子師匠にも改善策をいただき、私のミュージシャン生命をかけてのライブとなったように思う。
それが功を奏してか「絶対また来てね」とお客さんにお声をかけていただいた。
翌日は気持ちの良い夏空の下でお墓参りもすませ、金太郎温泉で娘とようやくプールと温泉でリラックス。
終わった〜。


人生の節目を迎えたこの夏、自分のミュージシャン人生を省みる機会となったCD発売記念ツアー。
そんな意味深いツアーにおつき合いいただいた実行委員会のみなさん、エレーナさん、バンドのメンバー、お店のマスター、そして各会場に来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
今後とも末長くおつき合いいただけたら幸いです。

愛川由香(2013年8月)

魚津水族館から
魚津水族館から